基礎知識
戦闘関係
本作は初期状態で7つのシナリオ、すなわち「近未来編」「SF編」「幕末編」「功夫編」「現代編」「原始編」「西部編」から自由に選択してプレイしていく。
7つのシナリオ全てをクリアしたセーブデータでは新たに「中世編」シナリオが選択でき、この「中世編」をクリアすると「最終編」が登場、各シナリオの主人公が総登場する。
「最終編」をクリアすることで本作のエンディングとなるが、最終編の主人公を誰にするか、どうクリアするかなどで細かい分岐がある。ひとまずは、一般的に「ベストエンド」または「真エンド」と呼ばれている最終編エンディングを目指すのがプレイヤーの目的になるだろう。
各シナリオは明確にコンセプトに違いがあり、シナリオ毎の標準的なプレイ時間も異なり、やりこみ要素のあるシナリオも多い。
各シナリオはクリアするだけならば、短いシナリオなら1時間以内、長くても初見で6~7時間以内というところ。やりこもうとすると更に時間がかかるが、初見プレイでは全てのやりこみを自力で発見するのは難しいだろう。
初見ではどのシナリオからプレイしたら良いか迷うかもしれないが、最終編以外、ストーリーは各シナリオ独立しているため、ストーリー面においてはどの順番で進めても全く問題はない。
また、各シナリオクリア時の状況が「最終編」に影響する部分もあり(各シナリオの主人公の装備品やステータスなど)、「最終編」以外のシナリオは、再プレイをしてよりよい状態で「最終編」に持ち込むといったプレイ方法もある。
つまり、(実際にやるかどうかはプレイヤーの自由だが)ある程度は周回プレイが前提となっている。とはいえ初見プレイであればあまり気にすることなく、自由にプレイして構わない。
ただし、▶データセーブで述べている通り、本作はほぼいつでもセーブできるため幾つか詰み要素があることと、最終編まで進めたデータはやり直しがきかないため、セーブデータを別にするなりした方が良いことは注意しておく必要があるだろう。
それらの注意点については各シナリオの攻略でも説明をしてある。
(なお、本作は各シナリオを再プレイする際、いわゆる「強くてニューゲーム」的な機能はない。キャラのレベルや所持アイテムなどはすべて初期状態からの再プレイとなる)
各シナリオで難易度(主に戦闘関係)が異なるのだが、初見プレイの場合、最初にプレイするならどのシナリオがおすすめかについては様々な意見がある。
戦闘回数が少ないSF編や西部編が初心者向けという意見があるが、戦闘が少ないということは逆に、戦闘にあまり慣れることができないまま各シナリオのラストバトルに突入するということでもあるので、戸惑うことも考えられる。
よって、ほどほどに戦闘があり、かつ、比較的オーソドックスなRPGのスタイルである(情報収集をしながら仲間を集めたり敵を倒すなどしてストーリーを進める)、近未来編や功夫編あたりなら、RPG慣れしている人にはとっつきやすいかと思われる。
戦闘難易度がやや高い現代編、加えて隠し要素も多い幕末編、原始編は、他シナリオをプレイしてからの方が良いかもしれない。
ただし、まず戦闘システムを集中して覚えてみたい場合や、いわゆる「死んで覚える」ことに抵抗のない場合は、少々手応えはあるが戦闘のみの現代編に挑んでみるのも良いだろう。
なお、上に記した通り戦闘の難易度はそこそこだが、それ以外(ダンジョン探索など)の難易度は全体を通してもさほど高くはなく、構造が複雑だったり仕掛けや謎解きが難しいダンジョンはほとんどない。
当攻略では、攻略の目安となるレベルを記していることがあるが、初見の方向けにやや高めのレベルを目安として提示している。
既プレイの方から見れば、そんなにレベルが高くなくても大丈夫だろうと思われる程度となっているが、あくまでも初見の方向けということでご了承願いたい。
当ウェブサイトの攻略の並び順は、ゲームでのシナリオ選択画面の順であり、特に難易度などは考慮していない。
もし、リメイク版プレイの後にオリジナル版である本作をプレイしようという場合、仕様がそれなりに異なるため、ライブアライブ(リメイク版) 攻略メモ帳 > スーパーファミコン版からの変更点も参照のこと。
本作の操作方法は取扱説明書にある通りなので軽く説明する。
戦闘における操作方法は、▶戦闘の基本を参照。
フィールド(マップ)探索時は十字ボタンでキャラクターを移動。
移動時は十字ボタンとBボタン同時押しで、歩行の1.5倍速のダッシュ移動ができる(おぼろ丸が主人公の時のみ、ダッシュ移動速度が他キャラより速い。詳細は幕末編攻略に記載)。
Xボタンでメニューが開く(詳細は▶メニュー画面)。
一部シナリオではYボタンが特殊コマンド用ボタンとして機能する。
「話す」「調べる」「宝箱を開ける」「スイッチを押す」などは、対象物(人)に向かってAボタンで行える。
特定のシーンでは「持ち物一覧から何かのアイテムを選ぶ」ことがあるが(例えば幕末編で鍵のかかった扉を調べた時など)、この時はBボタンを押すと持ち物一覧が消えてキャンセルできる。
本作というよりはスーパーファミコンの時代のRPG等での暗黙の了解になるかと思うが、当攻略では、マップ上において、十字ボタンを1回押して移動した距離を「1歩」または「1マス」と表記する。
やや話がずれるが、スーパーファミコンの画面解像度は256×224ピクセルで、本作のマップ上の人間キャラは基本的に16×16ピクセルで描かれている。
「1歩」または「1マス」は16ピクセル分ということになる。
つまりマップでは1画面につき、横方向は16マス、縦方向は14マス分が描かれていることになる。
(スーパーファミコンが発売された当時は、画面が4:3比率のブラウン管テレビにスーパーファミコンを接続してプレイするのが一般的であったため、テレビ画面だと若干横方向へ引き伸ばされて表示された上、ブラウン管テレビならではの滲みもあった。3DSバーチャルコンソール版では、デフォルトでは4:3比率のブラウン管テレビでのゲーム画面が表示されるのだが、下画面の設定から「ドットバイドットモード」を選ぶと、256×224ピクセルでゲーム画面を表示できるようになっている)
様々なイベントや、人々に話しかけた時には会話が始まる。
本作では、キャラのセリフが表示されるセリフウィンドウが、漫画のような吹き出しになっている。
Aボタンを押すと会話が進むが、Bボタンでも同じく会話を進めることができる。
また、会話の最中に選択肢が出て、プレイヤーが選択しなければならない場面が多数ある。
選んだ選択肢でその後の会話が少し変わる程度ならともかく、選択肢次第で戦闘になったり、エンディングが分岐したり、ゲームオーバーになる場面も存在している。このため、会話をAボタン連打で適当に送るのは危険を伴う。
選択肢の選択ミスを防ぐのなら、会話送りはBボタンで行うようにすると良い。
Bボタンなら、連打していても選択肢が出たところでセリフ送りを止めることが可能。
なお、上に記した通り、「持ち物一覧から何かのアイテムを選ぶ」場面ではBボタンでキャンセルになることに注意。
本攻略では、ゲーム内で地名や建物に名称が出てこない場合、SFC版攻略本(小学館『ライブ・ア・ライブ 公式冒険ガイドブック』及び、NTT出版『ライブ・ア・ライブ 完全攻略ガイドブック』)に掲載されている名称を表記している。
また、インターネット上で既に存在している攻略サイト様などの表記も参考にさせていただいた。
リメイク版では当攻略での地名とは全く別の名称が付いていることが多いが、当攻略では地名についてリメイク版に合わせた変更はせず、そのままにしてある。
※SFC版攻略本に関する情報は、以下の国立国会図書館での検索結果などでご確認いただきたい。
どちらの攻略本も国立国会図書館に所蔵されている。
なお、リメイク版攻略本は発売されていない。
戦闘にて味方全員が戦闘不能・離脱・石化のいずれかになった場合は、「敗北‥‥」と表示されゲームオーバーになり、タイトル画面へ戻る。
ゲームオーバー時、ストーリー進行により特殊な演出(バッドエンド演出)が入ることもある。
SF編や幕末編では、戦闘以外でも選択肢次第でゲームオーバーになることがある。
本作におけるゲームオーバーでのペナルティは、最後のセーブデータの時点に戻されることのみ。
しかも本作は、メニュー画面が開ける時ならいつでもセーブが可能であるため、こまめにセーブすることで極端に巻き戻される心配がなくなる。
ただしセーブするタイミングによって詰むことがあるため(「▶データセーブ」を参照)、注意するならセーブデータを分けつつ進めていくなどしておきたい。
バーチャルコンソールでのプレイならば、中断機能を活用するのも良いだろう。
上に記した、各シナリオでのゲームオーバー(敗北時)のバッドエンド演出が見られるタイミングを記しておく。
内容は敢えて記さないので、是非プレイして確かめていただきたい。
なお、最終編は▶最終編攻略のエンディング分岐の解説で説明しているので、以下では省略する。
正式名称ではないが、とりあえず当攻略では「ワタナベイベント」としておく。
ワタナベイベントとは、本作すべてのシナリオに登場する、「ワタナベ」という名前に関係する親子のちょっとしたイベントのこと。
大抵は「ワタナベ父が不運な目にあって、ワタナベ子が泣く」という流れになっているが、例外もある。
シナリオに関わってくる場合もあれば(例:近未来編)、低確率でしか見られないレアイベントのこともある(例:現代編)。
要するにお遊び要素である。
各シナリオでのワタナベイベントを探すのも、本作の楽しみ方のひとつである。
なぜワタナベなのか? については、ライブ・ア・ライブ - ゲームカタログ@Wiki の「ワタナベ親子」の項目を参照されたし。
本作は、ただクリアするだけならば各シナリオともさほど時間がかかる訳ではないが、クリアとは直接関係のないやりこみ要素も数多く存在する。
特に幕末編は、隠しボスが2体も居たり、特殊な手段でしか取れないアイテムも存在、エンディングの分岐など、自由度の高さ故にやりこみ要素が多い。
中世編前に各シナリオをやり直して(やりこんで)最終編により良いデータを持っていくこと自体も、やりこみの一種といえる。
以下で紹介するのは、それらやりこみ要素の一部。
本攻略では、以下の隠し要素ややりこみも紹介している。
幕末編の魔神竜之介と岩間さま及び、原始編のキングマンモーが代表的な隠しボス。難易度は本作の中で最も高いと言って良いだろう。
また、この3体の隠しボスは倒すと貴重なアイテムを入手できるので、攻略上有利になるのもポイント。
最終編は「攻略上倒す必要のないボス」が多数存在しており、彼らも隠しボスといえば隠しボスになるのだが、大半は他シナリオのボスと難易度的に大差ない。
本作には、幕末編の「いんろう」や原始編の「モノな石」といった、一定の手順でしか入手できない隠しアイテムが存在しているのだが、これらの入手方法はほぼノーヒントである。
また、敵を倒した時にアイテムを落とすことがあるが(ドロップアイテム)、敵からのドロップでしか入手できない装備やアイテムも存在しており、これらも事前のヒントがないので、隠しアイテムということになるだろう。
隠しボスのキングマンモー撃破時に一定確率でしか落とさない「コーラのビン」入手は、落とすまでひたすらロードして戦う作業になるため、プレイヤーの根気も必要となる。
これら隠しアイテムの大半は優秀な装備品なので、攻略上、入手すると有利に進めていける。
現代編のワタナベイベント、幕末編の「けっこんおめでとり」イベントなど、特殊な手順でしか見られないイベント。これらもゲーム中ではほぼノーヒントであり、現代編のワタナベイベントならば偶然見られるということもあるだろうが、「けっこんおめでとり」イベントは条件を知らないとまず見ることができない。
近未来編における「テレポートするとたまに失敗してある場所に飛ばされる」のも一種の隠しイベントになるかもしれない。
上で記した通りゲームオーバー時に特殊な演出が入ることがあるが、これらも隠しイベントのようなもの。
お遊び要素が強いイベントも含まれるが、本作を隅々まで知る上で見ておきたいイベントもある(SF編でラストボスを撃破後にしか見られないイベントなど)。
幕末編で人間キャラを一人も倒さずにクリアする0人斬り(不殺)、逆にすべての人間キャラを倒す100人斬りは、事前のルート確認などが必要で、ノーヒントで達成するのは困難。
攻略手順さえわかれば、達成自体はさほど難しくはない。
0人斬り(不殺)達成時には、この時限定の武器がもらえる。
SF編のミニゲーム。パズル要素が強い9ステージを通しでクリアしなければならない(ストーリー中盤で入手できるアイテム「メモリーカード」があれば負けたステージからコンティニューできるが、「メモリーカード」もまた、隠しアイテムに近い存在である)。
いわゆる初見殺しのステージが存在していたり、中盤以降の難易度が高く、ゴリ押しはほぼ通用しないため、本作の戦闘システムをきちんと理解していないとクリアは難しい。
功夫編は弟子3人のうち誰を伝承者にするかで途中からのストーリー展開が少し変化し、エンディングも変化、最終編の功夫編主人公も伝承者によって変化するため、最終編のエンディングにも変化が起きる。
幕末編は上の通りに、0人斬り(不殺)かそれ以外でエンディングが少し変わる。更に最後の受け答えでも分岐があり、最終編の一部シーンが変化する。
西部編も、最後に分岐があってエンディングが少し変わり、分岐により最終編の一部シーンが変化する。
最終編は、最終編主人公を選択する時点から分岐になり、ベストエンドから、後味の悪いエンディングまで、様々に分岐する。
西部編で罠をひとつも仕掛けずにラストバトルで15体の敵と戦ってみたり、最終編で主人公ひとりでベストエンドを見るなど、プレイヤー側で難易度を上げてしまうプレイ。タイムアタックや低レベルクリア、アイテムコンプリートなども該当するだろうが、キリがないのでこのあたりにしておく。
なおタイムアタックなどについては、既に先人の方々による研究やプレイ動画も存在するため、気になったら検索して探してみていただきたい。